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花の宴

うす青き桜を見上げ居たるかな

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花見句会の会場は高崎公園の桜の下。青いビニールシートが敷かれて、すでにメンバーが数名が集まっていた。ひろそ火俳句会のメンバーは、いずれも酒豪揃い。座の中央には、「越乃寒梅」の一升瓶がすっくと立っている。挨拶もそぞろに、紙コップが手渡される。花冷えに震え上がりそうな体に、お酒がすっとしみこんでくる。
公園には明るい花々が溢れ、時々噴水が噴き上げている。群れ遊ぶ鳩達・・句材が多すぎてまとまらない。

ちょっと酔い覚ましにコーヒーでも飲もうかと、公園の脇道を歩いていたら、ちょっとおしゃれな店があった。しかしコーヒー屋さんではなく、ジャズが流れている居酒屋さんだった。カウンターに座って、「緑川」をお燗にしてもらう。かごに盛られたさまざまなぐい飲みから、お好きなものをと言うので赤い切子を選ぶ。一人で飲んでいるのももったいなくなって、陶句郎さんに電話をすると6名も集まってきた。「いいお店ですねえ。ここでミニ句会をやりましょう。」という流れになり、短冊に3句ほど書いて回した。
ここから、わたしの記憶は切れ切れになっている。
本句会の会場は、呉服屋さんのお座敷だったのだが、どうやって歩いて行ったのか思い出せない。気がつくとロビーのソファで仮眠していて、肩には羽織がかけられていた。オーナーさんの配慮だったようだ。座敷に戻ると句会は終わっている。中座して帰ってこなかったらしい。みんなが心配してくれたが、ひどくバツが悪かった。

かつては蔵元の舟口から、しぼりたての酒を飲んでいたこの私が、あれしきで酔ってしまうなんてショック・・・
桜には魔物が棲んでいるとしか思えない。


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コメント

道州さん。後日談になりますが、呉服屋のオーナーさんが、「しだりさんは、眠りながらも鉛筆握って俳句を作ってたのよ。えらいわ~」と言ってもらいました。それも記憶にないんです。いやですね~

投稿: しだり | 04/10/2008 23:08

しだりさん、こんにちは。

一瞬、飲み助のブログに迷いこんだかと・・・(笑)。

私の若かりし頃の写真に、満開の桜の前で一升瓶を担いだ写真がありますが、何故かその時の記憶がない♪
酔っぱらって句会を袖にするしだりさんの一面を知り、ますますファンになりました。

投稿: 道州 | 04/10/2008 16:16

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